福島ツーリング
去年の12/25にオフ会ツーリングで東松浦半島を一周したんだけど、福島(長崎県)を走れなかったことがどうにも頭の隅に残っていた。その後輪友のTさんが福岡から日帰りでチャレンジし、綺麗な写真を公開してくれたんだけど、あの素晴らしい棚田の風景をこの眼で見てみたいと単純な気持ちで西へ出発してみた。
3/25にオフ会で筑後川と甘木方面ツーリング(輪友さんの主催)に参加する予定だが、久しく会っていなくて今度のツーリングに参加出来ない方も多くせっかく地元にお邪魔するので声をかけたら快く輪友のMさんがご一緒して下さることになった。
唐津城の駐車場まで輪行し待ち合わせすることになったが、西九州自動車道と有料道を乗り継ぎ、予定時間に間に合って良かった。
今日のコースはオフ会時とほぼ同じだが福島をオプションに入れてみた。
自分はまだウォーミングアップできてないので最初の15分くらいはゆっくりペースでお願いした。オフ会と同じルートなので坂の勾配や信号機の場所も少しは覚えているつもりだったので後ろを付いて行くのにさして苦労は感じなかったのだがその後、Mさんのペースにまんまと引っかかりまともについて行けなくなるのである。
鎮西にはもう一人の輪友さんがいてこの方にも声をかけたが、お子さんのイベントでどうにも外せないとの返事を受けていた。ならばそのイベント会場に赴き親子のむつましい写真でもと思ったが自分達の到着する時間が早かったようで対面を果たすことは叶わなかった。10:30に小学生男子のレースが始まり輪友Zさんのお子さんが出場する中学生の部はこのあと1時間後だそうなので、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした。
旧玄海町・肥前町を経由して東松浦半島の西側の海岸線を南下するのだが、前回通ったはずの坂道が今日はとても険しく感じるのである。
Mさんは日頃の鍛錬の結果か、自分とはミドルホール1ホール分ほどの間隔が空いてしまい、T字路や分かりにくい分岐点ではしばらく待っていただき忘れかけていた(すっかり忘れていた?)半島の道をお陰様で迷うことなく走ることが出来た。
それにしてもこんな辛い坂だったかなあと思うような場面多数、普段平道しか走っていない脆さがもろに表面化するのであった。
まだ触れていないが、降水確率10%の今日、空からポツポツと降る物体と黒い雲に不安を感じるのであるが、幸いにも自分たちの上空を避けてくれたのか大事には至らなかった(笑)。
Mさんのサイクルスタイルはジャージなどの表面的なモノに止まらず、停車の合図や右左折の合図など、自分が知らなくても分かりやすく一杯一杯でペダルを回している自分には安心して後方につくことが出来た。ただ後半はその合図を400ヤード以上の後方で見ることになり、合図の内容を確認出来なくなるのであるが・・・
普段追い込んだ練習をしたことがなく、ソロツーリングでは自分のペースだと30キロを超えて巡航することはないのだけど、今日は向かい風は別にして35キロ程度を維持(意地?)し必死について行こうとペダルを回した。
Mさんはトルク重視の練習もこなしていて上り坂でも淡々と駆け上がって行くが自分はペダル回転数を維持しようとムキになって、やはり1ホールほどの差が開いていく。
福島に渡りお昼も近いので国民宿舎の食堂に入ったがなんと今日は予約客のみしか入れないそうだ。またもやめげてしまった。
ここから伊万里までは食べ物屋さんが皆無なことは知っているので島内でお店を探すと一件の食堂を発見しすかさず入店した。
Mさんは定食、自分は親子丼+名物らしいエビフライ(+ハイオク燃料)を補給し、島の最北端である初崎公園まで走ることになった。途中田植え間近の土谷の棚田を横目に見ながらアップダウンの続く海岸線を北上するのだが正直言ってこんなに辛いとは想像もしていなかった。
初崎公園からの展望は鷹島や肥前町の風車や西側の遠くには平戸島(たぶん)まで見えて来た甲斐があったと思った。初崎公園からは東側の海岸線を走ればショートカットで次の伊万里まで行けるのだが、途中通った棚田の風景をもう一度見たくて同じルートを引き返すことにした。ここも舞い戻った甲斐があって田植準備の水を引き始めた棚田の風景を思う存分楽しむことが出来た。
Mさんは相変わらず早くて坂道で気を抜くと視界から消えている。下りも早くて自分の受風面積が広いんだろうと話すと、重力による位置エネルギーの違いですよとさらりとかわされてしまったが、やはり日頃の鍛錬のたまものなのだろう。
伊万里から唐津への道中は向かい風に遭い、下り坂・平道にかかわらず速度の、のらない苦しいペダリングとなったが、100キロを超えたこのあたりでもなんとか頑張れている。
ソロでは休みたかったら休み苦しかったら速度もケイデンスも落ちて、これも風のせいとか勾配がきついからとか言い訳を考えるのだけど、今日はMさんが引っ張ってくれているので、ペースが落ちるのは自分の力不足ということを思い知るのであった。休みたければ止まればいいしゆっくり行きたければそうすればいい、そのはずだけど今日ははるか前方を行くMさんに必死で付いて行った。
昼食時に話のはずみでMさんの練習コース(山田峠)の話題が出たのだけど、Mさんが唐津市街間近の直進ルートを突然左折する。「やられた」と思った。山田峠へ向かっている。
Mさんのブログでは峠までのアタックに3分10秒だったか記録を持っているそうだ。自分は記録指向・レース指向ではないので誘いをすんなりかわしたが、Mさんはいつもの調子で駆け上がっていく。
こううなると眠っていたtry精神が勝手に目覚めて自分も腕時計の秒針を合図にスタートするのであった。800mほどの区間らしいが一定した勾配で車道脇に自転車が通れるレーンをなんとか、それでもMさんのBESTタイムには遠く及ばないが25秒遅れでなんとか峠に到着出来た。こういう近場の峠は福岡にもいくつかあるけど朝練という名の下にかまけて避けていたのかもしれない。(反省)
峠から唐津城までは非常に近く、ものの数分で駐車場に到着した。Mさんはここからまだ10kmほど走るのだそうだが、自分より速い人と走る、ついて行く自分のサイクルスキルも格段に上がり、今日の自分には素晴らしく意義のある貴重な時間だったのである。
今日嬉しかったこと三つ
1.輪友さんが新たな出発を果たしたこと
2.WBCで日本が韓国に大勝し決勝まで進んだこと
3.BEST体重を更新したこと(20年前の体重今再び)
シャワーを浴び美味しい晩酌を楽しんだことは言うまでもない。
125.7km 5時間34分 ave22.6km/h max60.1km/h
ケイデンスave78 max114 Hr.ave154 max182 4120Kcal
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コメント
massyさんこんばんは。
今日はお会いできなくてすいません。
しかし、massyさんをして400ヤード置いていくMさんはやはり相当なもんですね。
今日嬉しかったことの中で、3に注目しました。鍛錬をして、20年前の体重を回復するなんて、massyさんもやはり僕の目標ですばい。
投稿: zenbun | 2006年3月20日 (月) 00時05分
massyさん、こんばんは〜。
本日はどうもお疲れ様でした。
しかし、400ヤードも置いてけぼりしてたとは…。
おいらのペース配分がマズくてmassyさんを余計に疲れさせてしまって申し訳ないっす。
しかし、福島のアップダウンは想定外だったっすね。
最後の山田峠でも何故かアタック(笑)。
バテバテで帰って来たけど、楽しいツーリングだったっす。
ありがとうございました。
仙台でも朝練頑張って下さいね〜。
投稿: ミカリフ | 2006年3月20日 (月) 00時53分
massyさん、福島お疲れですぅ~
福島は素晴らしいところだったでしょ~♪
思い出したら、また行きたくなりました(笑)
massyさん、21日の祭日は脊振山ですか?
それで思い残すところは無くなりますねぇ~
(ツンツクツン の ツン♪)
投稿: travessia | 2006年3月20日 (月) 02時42分
zenbunさん昨日はお会いできず残念でした。でもお子さんの頑張った勇姿ちゃんと良く撮れてましたね。たくましいです。
昨日の体重は瞬間値だったみたいで今朝は+500グラムになってました。明日は更に500グラム増加してます。たぶん
ミカリフさんとハイペース(僕にとってですが)で走れたことは、これからのサイクルライフのスキルが凄く上がったように感じました。ありがとうございました。1ヶ月後にもう一度山田峠アタックしたいです(笑)。
トラさんおはようさんです。
福島の棚田やっぱり行って良かったです。あと一ヶ月もすれば田植えの終わったのどかな風景・カレンダーにのりそうな綺麗な風景が見られるかもしれませんね。
背振山ですか。まだ雪が~~~
おいらは蔵王を目標にします。
投稿: massy | 2006年3月20日 (月) 07時56分