秋深まる栗駒
先週に続き出張で自転車生活から遠のいてしまっている。
晴天に恵まれた東北の週末を大事に使いたいと思ってはいてもなかなか計画通りに行かないもので土曜日も洗濯とクリーニングの引取のあとは出勤。
市内の中心部では今日もイベントがあるらしいがビルの窓から見える景色と喧騒が恨めしくなる。さすがに土日とも仕事になるとリフレッシュどころか精神衛生上もよろしくない。とは言っても最近ペダルを回していない脚君が大丈夫な分けもないしってことで山へ向かうことにした。
日曜日の3時に起きるっていつ以来だろうか。一眼レフカメラと防寒着を準備して栗駒山へ車を走らせた。5時過ぎの標高1100mのイワカガミ平の駐車場には自分以外にも物好きが多いらしく20台ほどの車が既に停まっている。あと数分で日の出の時刻を迎えるのが東の空の明るさで分かった。
さっそくカメラと一脚をセットしたが見た目どおりの景色はなかなかCCDには収まってくれないようだ(汗)。
冬用のヤッケで身体は寒さを感じないが風の冷たさもあって手はどんどんかじかんでくるのが分かる。やがて日差しが栗駒山の斜面にさしてくると鮮やかな紅葉が目を楽しませてくれた。
もっと綺麗な景色を求めて高い標高を目指した。登山路はよく整備されていてジョギング用のスニーカでも平気で歩けた。夜が明けてもこの時間のハイカーは少ないらしく山全体の秋の景色を独り占めしてるようだ。山頂まで歩くつもりはなく片手にカメラと一脚だけだったが緩い傾斜も手伝って疲れてこないようなので山頂まで行こうと決めた。
見上げる紅葉が終わって眼下に色とりどりの斜面が見渡せるようになるとガスもかかってきた。
駐車場から550mほどの登りを50分かけて約3kmほど歩いたら疲れることもなく頂上にたどり着いた。ここは秋田県との県境だが、山頂は見る物もないのでそそくさと来た道を下ると、登りで見えなかった綺麗な景色をまた楽しむことができた。
登りのハイカーと挨拶を交わしながら下りは30分ほどで駐車場に着いた。
東北の1000mクラスの山はこれから月末にかけて、平地が色づくのは月末から来月上旬にかけてらしい。今度は自転車で楽しみたいものだ。とかなんとか書いているが午後は会社のデスクに居た自分だった。
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